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蝦夷羆
蝦夷羆(エゾヒグマ)Ursus arctos yesoensis

北海道に住んでいる日本最恐哺乳類です。たまにニュースになりますが、 札幌の市街地にも出没することがあります。


巷で熊に出会った時の対処法を語られることがありますが、 市街地などで出くわしたときには、ほとんど効果がありません。 ヒグマのテリトリーで、ヒグマのお腹がすいていないときには助かるかもしれませんが、 町に迷い出て興奮してるとき、人間の食べ物を狙っているとき、 人間を食べ物とみなしているとき、子育て中のメスが子グマの危機と 判断しているときは自分の命が無いものと覚悟してください。


ヒグマは聴覚、嗅覚に優れた動物で、嗅覚は犬の7~8倍の感度があり、 1km先の食べ物のにおいを嗅ぎ分けることができます。 野生のヒグマに餌を与える行為は、食べ物のにおいを覚えさせて、 人里にヒグマを呼び寄せることになりますので、ある意味犯罪です。


ヒグマは時速20~30㎞で走ることができます。一説には時速40㎞で走ることも あるとされており、まともに走って逃げることはできません。 ヒグマは雑食性で果物を食べるため、木に登ることも得意です。 動物の屍肉を食べる習性もあるので、熊の前で死んだふりをすると、 ご飯だと思われるでしょう。 ヒグマは知能が高く、冬眠をする関係から食物に対する執着心が強いので 人間の食べ物を覚えたり、人間が食べられるものだと知ると 繰り返し害を及ぼしてきます。 そうなると人間の命を守るために、そのヒグマを駆除しなければなりません。


ヒグマは好んで狩りをするような動物ではありませんが、いざとなったら 鹿や牛を一撃で仕留める腕力を持っています。 木登りをするために足には頑丈な爪が生えており、殴られると 肉までえぐり取られることがあります。 体は分厚い毛皮に覆われており、季節によっては皮下脂肪も蓄えているため お巡りさんの使っている拳銃のような武器でも一撃では仕留められません。 一般にヒグマの駆除は経験豊富な猟師が猟銃で行います。


ヒトとヒグマは互いに畏敬の念を持って、出会わないようにすることが お互いの幸せです。